気分がハイになるのが躁状態【対応に難しさがある病気】

どんな治療があるのか

女性

気分が高まる脳の病

躁状態が、その人本来の性格だと間違えられてしまうという問題もあり、医療機関でも未だ、類似性のある鬱との違いに混乱があるほどです。知っておきたいのは、躁状態はその程度によって、躁と軽躁とに分け、精神科・心療内科などでは2タイプの診断基準にしているという点です。激しい躁状態が7日以上、1度でもあったら1型に分類されます。寝ずに動きまわるアクティブなタイプですし、本人は万能感や高揚感に満ちています。2型は、軽躁状態と鬱状態があり、鬱状態が全体的に長く、診断名は双極性障害となるのが特徴です。躁と軽躁の状態は重症度が違う、このことを知っておくことで、治療に入院が必要になる際にも、すんなりと受け入れることもできるはずです。現在は、躁状態と鬱状態という症状からしか診断ができないものの、より効果の高い治療法を確立する研究が進んでいます。心ではなく脳の病気ですから、外見から異常をチェックし、画像や脳の成分、遺伝子や血液検査などからも、正確性のある診断結果を伝えてくれます。躁状態の患者さんの治療には、多くの課題があり、まずは、精神科・心療内科で処方される薬の問題です。飲みにくく、副作用もあり、薬があまり効かない人もいるでしょうし、効き目もある程度飲み続けないと判断できません。躁状態を脱するための薬も、投与前にはその人に合う薬なのか分からないので、相性のいい薬を見つけるまでに、時間を要します。軽躁状態は、病気だとは気付かれにくく、本人でさえも自覚症状がありません。躁状態での初診の多くは、自分は病気などではないと主張し、病院に連れてこられたことに抵抗するなど、激しい症状が現れてから訪れています。本人や家族のために入院を検討することもあり、受診して治療ができれば、有効な薬はあるので、1ヶ月から6ヶ月ほどで症状は治まります。すっかり落ち着くので、完治したと誤解する人もいますが、治療は長期間にわたり、薬は飲み続けなければなりません。薬物療法と精神療法の2本柱が精神科・心療内科で行え、治療の期間は数ヶ月から長い人では10年を超えるなど、個人差があります。

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